こんにちは、Protecthomeの岩﨑彩乃です。
あっという間に12月になりましたね。今年も残すところ1ヶ月。
年始に想像していた1年になりましたか?
想像を「いい意味で」超えた1年になっていたらいいですね。
今日も家づくりを考えている方に向けて綴っていきます。
でも、私たちはいつでも暮らしに紐づいているからもっと言えば生き方に紐づいて綴っているので
すでにお家を建てられた方のお役にも立てるんじゃないかな、と思っています。
ぜひ暖かい飲み物を飲みながら、休憩のお供に読んでいただけたら嬉しいです。
家づくりを考えるとき、多くの人が最初に考えるのは「何を足すか」「どれを追加するか」という“足し算の視点”。
今の暮らしをもっと良くしたい、からこそそう考えるのは分かります。
・収納をもっと
・部屋数を増やす
・設備をハイスペックに
・便利なオプションをつける
情報が溢れる時代でもあるから、「足りないものを足す」選択が当たり前になっていますよね。
でも、未来の暮らしを本当に豊かにする家って実はその 逆 なのかもしれません。
大切なのは“足すこと”ではなく、これからの暮らしに必要のないものを手放す「引き算」の視点。
家づくりは、未来の自分たちの人生を整える時間でもありますもんね。
間取りや設備で迷ってしまう理由のひとつは、
「欲しいものが多すぎる」からではなくって、「自分にとって、本当に大切なもの」がまだ見えていないからなんです。
足し算をしようとすると
あれも必要、これも必要…と選び続けることになってしまう。
でも、暮らしって本来もっとシンプルでいいはずなんですよね。
たとえば——
・必要以上に多い収納
・ 実際は使わない和室
・ 子どもが巣立ったあと残る空き部屋
・ 定期的にメンテナンスが必要な設備
これらが未来の暮らしを“豊かにするのか”といえば、必ずしもそうではないと思うのです。
本当に大切なものはいつも「少ないほう」にあります。
引き算をすると、自然と家の中に余白が生まれます。
その余白は、こころにも余白をつくってくれますよね。
・部屋が必要以上に多くない
・収納がパンパンじゃない
・ものを持ちすぎない
・掃除が楽になる
・余白のスペースに家族の時間が流れる
余白のある家は、「暮らしのスピード」をゆっくりにしてくれて
便利さや効率を求めすぎると、暮らしが 忙しく なってしまう。
これは私の実体験です。
引き算の家は、暮らしを「穏やかで、心地よいもの」に戻してくれる
そんな力があるように感じています。
家づくりは、今の自分のためでもありますが、未来の自分を楽にする贈り物 でもあると思いませんか。
5年後、10年後、15年後
どんな時間を過ごしていたら嬉しいだろう?
どんな働き方をしていたい?
子どもはどんな風に成長していてほしい?
…自分は何を大切にして生きているだろう?
未来の暮らしを思い浮かべながら家を考えると自然と「引き算の家づくり」になることがよくあります。
少ないもので満たされる暮らし。
管理するものが少なく、軽やかな暮らし。
心がゆるやかに整う家。
家の大きさや設備を減らす、という話ではなくて未来の自分が笑っていられる選択をすること。
そのために不要なものを手放していく。
これこそ、引き算の家づくりの本質です。
家は、人生の背景になります。
その背景に余白があるかどうかで、暮らしの豊かさは大きく変わると思いませんか?
足りないものを足す家ではなく、
大切なものを選びとった家は、住むほどに心が軽くなります。
家づくりは、未来の自分へのやさしさ。
そして、余白を取り戻す時間でもあります。
あなたは、どんな余白を未来の暮らしに残したいですか?
実体験をもとに、お手伝いさせていただきます。

