プロテクトホーム

断熱・換気

“夏涼しく冬暖かい”そんな住まいは当たり前となりましたが 快適なお家の基本は断熱と気密にあります。

「断熱や気密を高める」というと、

  • 自然
  • 環境
  • 健康

これらのテーマと対峙するかのように思われますが、それは大きな誤解です。

自然の風や光、熱を取り込み、それらを最大限に活かすには、 まずは断熱気密計画がしっかりできていることが重要です。

断熱と気密を高めることは、暖冷房による消費エネルギーの削減となり、 環境にも家計にも優しいお家となります。

高い断熱性は住む方の健康と、木材の乾燥保持で住宅本体の耐久性を高め、長寿命のお家となります。 住宅長寿国・住宅先進国といわれるスウェーデンやドイツなどの住宅への取組みから、過剰ではなく必要な分の断熱性や気密を取り入れた家づくりをしています。

断熱材にもさまざまな種類があります。

その中で、私たちが使用をおすすめしていない断熱材はあります。

例えば、現場発泡式のウレタンフォームは使っていません。

理由は、ウレタンフォームは引火性が高い素材の為。 ウレタンフォームに火をつけたら比較的燃えやすく、燃えた時に有毒のシアン化水素を発生するためです。 万が一、皆さんの家が火事になってしまった時に、引火性が高く有毒ガスを発生する可能性がある断熱材を私たちは使えません。

一方で、

プロテクトホームで標準仕様として使っている断熱はセルロースファイバーです。

セルロースファイバーは、綿のような形をした断熱材で、これを壁の中に吹き込んで充填していくのですが、ボード状の断熱材に比べて高い精度で施工ができ、気密性も取りやすいです。

セルロースファイバーは、水を吸ったり吐いたりできる呼吸する素材なので、室内の湿度をコントロールすることができます。

壁の中の結露発生を防止でき、木材の腐れの防止にもつながります。 断熱性能はもちろん、より快適な暮らしを送るために様々な角度から優れた断熱材と言えます。

断熱材断熱遮音吸音性調湿耐火防カビ防虫
セルロースファイバー
羊毛断熱材××
ロックウール×××
グラスウール××××
ウレタンフォーム××××

◎…非常に優れている 〇…優れている △…やや劣る ×…非常に劣る

自然素材を活かす気密性能

壁の断熱材であるセルロースファイバーは、健康と安全に配慮された木質繊維素材。

防火性、防音性、防虫性はじめ、気密性も高く光熱費の節約も期待できます。

近年、この断熱工事でも環境問題がクローズアップされ、防火・防音・防虫が、注目されてきています。

「住宅の省エネルギー化の向上」

「建築資材のリサイクルの必要性」

「室内汚染を防ぐ自然素材の活用」

私たちは、それらの諸問題を解決する断熱材として、紙からリサイクル生産される「セルロースファイバー断熱材」をおすすめしています。

コスト対策

一般的な住宅に使用されるグラスウール断熱材の費用を1として、比べるとセルロースファイバー断熱材は高価と言われています。

*グラスウールを1とした場合の価格比較

断熱材価格
グラスウール 16K
ロックウール
ポリスチレンフォーム1.5
セルロースファイバー1.5~2
羊毛断熱材
ウレタンフォーム2.5~3

プロテクトホームでは断熱工事を、自社で施工することが可能なためコスト削減が実現しています。

結露対策

結露の正体は空気中の水蒸気。

水蒸気は気温が下がることによって飽和状態になり、結露となるのです。

つまり水蒸気のあるところならどこでも結露の発生する可能性があるのです。

結露はカビの発生やダニの生息などの温床になり、アレルギーなど健康にも悪影響を及ぼしかねません。

室内の水蒸気を抵抗なく、躯体内を通過させれば結露は発生しないのです。 言い換えれば「透湿させれば、結露はしない」のです。

そしてセルロースファイバー断熱材は、紙で作られているため、無数の多孔性のセルロースファイバーが含まれています。

この多孔性によりセルロースファイバーは、周辺の湿度が高くなれば湿気を吸収し、 周辺の湿度が下がれば湿気を放出するという調湿性にも優れているため、アレルギーの原因となる結露を防ぐことができるので、アレルギーや喘息をお持ちの方でも安心して健やかに暮らすことができます。

床、土台の断熱・気密 

床の断熱材は、工場でプレカットされたボート断熱材を敷きつめ、床断熱に適した樹脂系押出法ポリスチレンフォームを施工しています。

材料のムダを省くと同時に気密性を高めています。

完全密閉状態の気泡でできているので、水中に長時間つけても、表面に水分が付着するだけで、吸水量は非常にわずかです。

水中に浸漬しても膨潤したり、軟化、変形、変質することがありません。

樹脂系ではありますがシックハウス対策を実現しています。

窓の断熱・気密

屋内と屋外の狭間にある存在の、屋根・換気・外壁・床・窓。

その中でも、圧倒的に熱損率が高いのが「窓」です。

プロテクトホームでは、暖房熱の最大の逃げ道である「窓」から室内の熱を逃げにくくし、快適な室内環境にするためペアガラスを採用します。

Low-Eガラス・ペアガラス

Low-Eガラスの「Low-E」は、Low Emissivityのことです。

低放射」という意味で、一般的な1枚ガラスが放射率0.85程度ですが、Low-Eガラスは放射率が0.1以下になります。

この放射率が低ければ低いほど赤外線を反射させ、熱を通しません。 ペアガラスとは、その名の通りガラスを二重にしたものです。

空気の熱伝導率が低いことを利用して、2枚のガラスの間に乾燥した空気を密閉し断熱性を高めたもので、結露しにくいのが特徴です。

ガラスの断熱性が高ければ冷暖房の効きも良いため、省エネ効果も期待できます。 プロテクトホームで採用しているペアガラスの空気層は、一般の建売ローコストのものよりも6mmほど広いガラスを使い、断熱性も高く、さらに効果的です。

また、サッシの外壁下地に接する面にはすべて気密テープを施し、気密性も向上させています。

24時間換気システム

今まで基準がなかった換気装置に、24時間機械換気が義務化され、換気装置が必要になりました。

欧米と異なり冬の寒さが比較的に緩やかな日本は通風による自然換気が主流でしたが、

24時間機械換気が義務化され住宅性能もようやく欧米並みに評価されるようになりました。

第一種換気第二種換気第三種換気
換気方法強制給排気強制給気 自然排気自然給気 強制排気
メリットランニングコスト(冷暖房費)が安くなる室内を常に清浄に保つ初期費用が安い
デメリットメンテナンス費用が高い内部結露を発症しやすい外気温の影響を受けやすい
採用ハウスメーカーパナソニックホームズ

プロテクトホームでは第三種換気システムを採用しています。

第一種換気ほどの気密性能を必要としないにしても、気密状態(気密住宅)であれば、風の影響を受けることなく計画された換気を確実に行える点がメリットです。

更に、換気のシステムがシンプルなため設置費用も安く、メンテナンスは比較的容易です。

そもそも住宅性能が悪ければ第3種換気は機能しません。

シンプルな換気は長寿命住宅にも耐えるステータスになっているのです。

高額で複雑な第1種換気を設備しているにもかかわらず、コロナウイルス感染拡大防止対策で定期的に窓を開ける様に指示されるのは、第1種換気の場合、全館がたった20㎝(給気口10㎝と排気口10㎝)の開口で、全館の換気を行うのでフレッシュな空気が不足してしまいます。

第3種換気の場合は、各居室の帯電フィルターから、住宅の気積と排気量によって計算された新鮮な空気が取り入れられ、常に窓を開けているのと同じようにフレッシュ空気が入ってきます。

第三種換気は優れた住宅性能が条件になり、高断熱・高気密性能(C値=0.5cm2/m2以下)が最低条件になります。

冬の冷気が直接室内に入って来ますが、高性能住宅の場合は、給気口の30cm以内で熱交換が行われるので、給気によって直接的に寒さを感じることはありません。

プロテクトホームが第三種換気にこだわる理由

第三種換気システムは仕組みがシンプルなため初期費用も安く、施工が簡単で月々の運用費も安価です。

第一種換気システムの快適性や第二種換気しシステムのクリーンな空気も魅力的ですが、第三種換気システムでも十分快適な暮らしが実現します。

必要以上に初期費用をかけず、

その分をお気に入りの家具やインテリアの購入費にまわしたり

将来的に必要になるかもしれないメンテナンスコストを貯蓄するよりは

家族で思い出づくりのためにお金を遣ってほしい。

プロテクトホームはお家を建て、引渡しをすることが目的ではありません。

共に家づくりを楽しみ、オーナー様の人生に笑顔と喜びを増やすことを大切にしています。