プロテクトホーム

暮らしの選択が、世界をつくる

こんにちは。プロテクトホームの岩﨑彩乃です。

先日、”使えるけど使わない文房具”をフィリピンへ送りました。

解体現場から大量の廃棄予定の文房具が集まり廃棄する以外に何かできないかな…

と考えてたところ

NPO法人の理事である友人の顔が浮かび

相談したところ有効活用してくれることに。

本当に頼もしい存在です。

彼女は私よりも年下で、出会いはオーナー様の紹介。

私が運営するレンタルスペースがきっかけだったと思います。

yoga講師として活躍する側、本当は僧侶という。

二児の母でもあってお役目の多い、愛情深い方です。笑

彼女が理事を務める BrotherHood という団体は、
現役の高校教師が「フィリピンの貧困問題を解決したい」という思いから立ち上げられました。


ぜひ覗いてみてください。

https://l.instagram.com/?u=https%3A%2F%2Fbrotherhoodnpo.studio.site%2F%3Ffbclid%3DPAZXh0bgNhZW0CMTEAAacmyrIJqxN_xVq91V-UuHrPK5kvNO1aDCVKLfCcIjsSax2xuFVpRPxfHr5kDg_aem_0oLHANDHDzJrBc__mnC5Bg&e=AT0nphPFXO7LY13DfNUVI8tcEWISF85rul3W2p4gO0U–qXXb7mzkIPDc1d3-olD92k2mSTKF9u5ta7w8Qa3fh-38FuXydgI33Vc1CA

私は今回の話を聞いて、正直、フィリピンが「学歴社会」だということすら知りませんでした。
学歴社会を批判するつもりはありません。

けれど、そこを生きたことがない私には、想像が及ばないことがたくさんあって

その根本を見つめ直す時だと感じてしまいます。

それでも、子どもたちが心から「勉強したい」と願っているのなら、

その願いが報われる社会であってほしい。
心からそう願わずにはいられません。

無意識が積み重ねる、社会の現実

世界の貧困問題は根深く、
「一瞬で解決できるものではない」と多くの人が言います。
でもその理由は、遠い世界の話ではなく、私たちの日常に隠れているのではないでしょうか。

知らないだけで、私たちは“加担”しています。
一瞬で解決できない理由は、「日々の無意識の積み重ね」。

何気ない消費行動は、確実に社会に影響を及ぼしています。

建築資材も、消費のひとつ

たとえば建築資材。


「自分が選んでいるものの生産者は、どんな環境で働いているのか?」
そう問い直すと、急に遠い話ではありません。

もし、自分がその生産者の家族だったら?会社の社長だったら?
働く人たちの環境を、そのまま許せるでしょうか。

小さな選択が、誰かの人生を変えてしまう。
そう考えると、暮らしの一つひとつが“世界をつくる行為”なんだと気づかされます。

私たちにできること

フィリピンの子どもたちが安心して勉強できる未来を、
建築の現場で働く人たちが健やかに仕事できる環境を、「自分の選択」として支えること。

それが、私たちの日常からできる、ささやかだけれど確かな社会貢献だと思います。

社会貢献というとなんだか立派に聞こえますが、当たり前のこと。意識です。

私たちプロテクトホームも、家づくりにおいて同じ想いを大切にしています。

建築資材ひとつをとっても、

それをつくる人や使う人の健康を守れるかどうかは、とても大きな意味を持ちます。

だからこそ、見えない部分に使う素材も、

施工する人に害のないものを選ぶという基準を大事にしています。

家づくりは「住む人の暮らし」を支えるだけではなく、

「つくる人の命や健康」が守れていることが前提。。

その延長線上に、地域や社会、そして世界の未来があります。

「暮らしの選択が、世界をつくる」。

私たち自身も、そのことを胸に刻みながら日々の家づくりに向き合っています。